南海トラフ巨大地震などを想定し愛媛県は23日、県民が一斉に身を守る安全行動を取る防災訓練「シェイクアウトえひめ」を12月17日午前11時に初めて実施すると発表した。25万人の参加を目標に掲げ、登録の受け付けを始めた。
 県防災危機管理課によると、自分の命は自分で守る意識を高める狙い。自宅や学校、職場で参加し屋内では机の下に潜り、屋外ではブロック塀や電柱から離れて看板などの落下物を避け1分間、頭部を守る。
 「シェイクアウト」は2008年に米国で始まった訓練。国内では11年の東日本大震災以降、普及が進み14年は27都道府県で実施された。四国では香川県が取り組み、参加率は全国トップクラスの約23%(22万7千人)だったという。