17日から25日まで佐賀県で開催されるヨット世界選手権の17歳以下の女子部門で、愛媛県立新居浜東高校2年の伊藤いのりさん(16)と渡辺美奈さん(16)が日本代表選手として選ばれた。同校ヨット部創部とともに入門して2年目の快挙に、「風やコースを楽しみつつ、上位入賞を目指す」と意気込んでいる。
 大会はユース世代のトレーニングボートとして普及している艇長4・2メートルの「420クラス」(2人乗り)が対象で、世界各国で毎年開催。一般、女性、U17(17歳以下)の3部門に、米国やイタリアなど22カ国の代表計165チームが出場する。
 2人は、3月下旬と5月上旬に開かれた国内大会で好成績を収め、代表に選出された。伊藤さんはかじを切ってコース取りを決める「スキッパー」、渡辺さんは艇内を移動して重心を調整する「クルー」を担当する。
 出場を前に新居浜市役所の石川勝行市長を訪問した2人は「緊張しないように頑張る」(伊藤さん)、「世界トップの選手の技術を間近で見て視野を広げたい」(渡辺さん)と力強く決意表明した。