愛媛県内のパッチワーク愛好者の主婦らでつくる無名会(宇都宮恵子代表)の作品展が15日、松山市堀之内の県美術館南館で始まった。弾力感のあるキルト素材を生かしたカラフルな作品に来場者は頬を緩ませている。19日まで。
会員14人が2年間で仕上げた約50点を出品。黒や深緑の下地に真っ白な糸を一本ずつ張り巡らせてクモの巣を形作ったタペストリーや、布で表した竹林にスズメをあしらった掛け物など、手仕事の魅力あふれる個性的な作品が並ぶ。ベッドカバーと合わせたバッグ、手に入りにくい布で作った着物のひな型コレクションもある。