愛媛県東温市上林の城山天満神社(渡部禎之宮司)で12日、里神楽の奉納があり、氏子らが古式ゆかしい伝統の舞を披露した。
 里神楽は担い手不足で途絶えていたが、40年ほど前に、氏子有志が城山天満神社神楽保存会(森正人会長、13人)を結成し復活。渡部宮司の指導で練習を重ね、毎年の夏祭りで奉納している。
 氏子らは烏帽子(えぼし)や面などの衣装をまとい、「舞ノ口」や「稚児舞」「大魔」「弓ノ舞」など9つの演目を披露。刀や弓を手に、太鼓に合わせた力強く厳かな舞を見せ、訪れた地域住民らを魅了していた。