10日の愛媛県内は日差しが照り付けて気温が上昇し、15観測地点中12地点で最高気温が30度を超える真夏日となった。熱中症とみられる症状による救急搬送が相次ぎ、愛媛新聞の集計(午後10時現在)では少なくとも17人に上った。
 各消防本部などによると内訳は東予7人、南予6人、中予4人。農作業などで屋外にいた高齢者が多かったほか、閉め切った屋内でエアコンをつけていなかった夫婦もいた。
 気象台の予報では、11日も30度を超え、向こう1週間は蒸し暑くなる日が多い見込み。気象台は「雨が続き、朝方肌寒く感じる日もあったので、暑さに慣れていない人が多いかもしれない」として熱中症に注意を呼び掛けている。