広島・長崎への原爆投下から70年という節目の年の「原水爆禁止国民平和大行進」が5日、愛媛県松山市であり、労働組合や市民団体の約100人が中心商店街などで核兵器禁止や安全保障関連法案への反対を訴えた。
 全国で毎年展開され、四国コース実行委員会によると高知県を5月にスタート。徳島、香川両県を経由して愛媛に入り、10日に愛南町で締めくくる予定。
 参加者は松山市立花4丁目の県関係の原爆死没者慰霊碑前で黙とう。原水爆禁止愛媛協議会の和田宰副理事長は、5月に決裂した核拡散防止条約(NPT)再検討会議に触れ「安倍政権の危険な方向性を変え、核兵器全面禁止を進めよう」と呼び掛けた。