デング熱などの予防やまん延防止へ県蚊媒介感染症対策研修会が3日、愛媛県松山市であった。県内7保健所や市町の担当者ら約40人が、定点モニタリング調査で実施する屋外での蚊の採取実習に取り組んだ。
調査は国が定めており、保健所が蚊の成虫の活動時期である5~10月、一定の地点で発生状況を観測。県内では今年、7月から月1回実施するという。
研修会では県健康増進課が、普段から注意が必要な公園などでの蚊の密度調査や感染症の発生時の患者検体の確保、疫学調査をする国の指針を説明。
市町などの対応に関する手引も紹介し、発生しやすい地点での草刈りといった対応や発生時の薬剤散布、注意喚起に協力を求めた。