バイオディーゼル燃料(BDF)の利用拡大に取り組む愛媛県は2日、地域から回収した使用済み天ぷら油を使ったBDF5%混合軽油を活用するモニター車両に、県立とべ動物園(砥部町上原町)の園内バス2台を指定し、初の給油作業をした。来年2月まで来園者にエネルギーの地産地消をアピールする。
 モニターは立体的に動物をあしらったライオンバス(定員80人)とトラバス(69人)の2台。園から距離のある東駐車場を利用する来園者を園入り口まで運んでいる。
 2日は製造元のダイキアクシス(松山市)社員が給油口に燃料を注ぎ、車体やバス停に啓発ステッカーも貼った。