県産かんきつ、ドライフルーツに 宇和島に工場完成
ドライフルーツ販売のげんき本舗(愛媛県宇和島市、鈴木弘幸社長)の加工工場が宇和島市坂下津に完成し、1日に竣工(しゅんこう)式があった。県産かんきつを使った安全・安心な商品づくりで地域産業の活性化を狙う。同社によると、かんきつ単独のドライフルーツ加工工場としては規模、生産能力ともに国内最大という。
従来、同社は輸入物のドライフルーツのパック詰めが主な業務だったが、健康志向の高まりによる需要拡大を見込み、加工製造機能を加えた新工場を1月に着工した。
新本社を含めた敷地面積は約2310平方メートル、鉄骨平屋で床面積は約990平方メートル。加工工場は1日で約500キロのドライフルーツを製造できる。正社員やパートなど約20人を新規雇用し、従業員は計約50人となった。