緻密リトグラフ、山田さんが個展 今治出身沖縄在住
「命のつながり」をテーマに緻密で幻想的な作品を描き続けている版画家・画家山田彩加さん(29)=沖縄県読谷村在住、愛媛県今治市出身=の個展「光の扉」が29日、東京・銀座のシロタ画廊で始まった。7月11日まで。
鉛筆画をアクリル絵の具で彩った小品から、B1サイズのリトグラフまで15点を展示。3分の2が昨年、東京から沖縄に移り住んでから描いた新作で、ガジュマルの木をモチーフとするなど随所に土地の影響が色濃くにじんでいる。
山田さんは「以前はかっちりと構図を決めず抽象的なイメージでアクリル作品を描いていたが、リトグラフ作品の影響で変化してきた。今後は芸術の表現としてペインティングにも力を入れていきたい」と意気込む。