病気や障害のある子どもや家族を支援しているNPO法人「ラ・ファミリエ」(事務局・愛媛県松山市)は26日、飲料水を購入すれば売り上げの一部が寄付金に充てられる自動販売機を県内で初めて、同市大手町1丁目の愛媛新聞社に設置した。
 病気を乗り越える子どもたちを社会で支えていこうと、四国コカ・コーラボトリング(高松市)の協力で設置が実現した。販売機の側面には支援を呼び掛けるメッセージとともに、病気を克服して社会人として自立した男性による温かいタッチの絵が描かれている。
 26日に愛媛新聞社で発表会が開かれ、ラ・ファミリエの檜垣高史理事(51)=愛媛大大学院医学系研究科地域小児・周産期学講座教授=が「病気などの子どもが社会で自立するのは容易ではなく、多くの困難を乗り越えていくサポートをしてもらう第一歩になる」とあいさつした。