JA越智今治(愛媛県今治市)のブランド切り花「らめらいと」の収穫がこのほど始まった。関東や関西の市場に出荷され、フラワーアレンジメントの材料に使われる。
らめらいとは、5ミリほどのつぼみや実を無数に付ける地中海原産の常緑樹「ビブルナム・ティナス」。通常の冬場だけでなく通年出荷することで農家の収益向上を図ろうと、JAが2014年4月、独自の基準を設けて商標登録した。
今治市高橋の約9アールの園地では25日、武田哲夫さん(71)が収穫に向け生育状況を確認。「冬場に雨が多く、実の付き具合はいまひとつ」と言いながら丁寧に剪定(せんてい)していった。