四国総合通信局は26日、災害時にFMラジオ放送局を開設できる「臨時災害放送局用機器」を、地方公共団体などに無償貸し出しすると発表した。自治体が避難情報や救援情報などを発信することで、被災者の被害軽減を狙う。
 同機器は送信機(計約60キロ)を分割して持ち運びでき、アンテナやマイクなどを合わせた1セットが通信局に配備された。緊急時、自治体は貸し出し要請を電話など口頭で行うことができ、76.1~89.9メガヘルツの周波数の中から免許の交付を受け、状況が落ち着いてから書類処理する。貸出期間は原則1年以内。