日銀松山支店は23日、新旧支店長の会見を開き、名古屋支店次長から着任した真鍋正臣新支店長(53)=愛媛県西条市出身=が「地域経済回復に向けた正念場の一年。現場視点で情報収集に努め、地元に貢献したい」と抱負を語った。
 真鍋氏は今治西高、慶応大を経て1984年入行。金融施策の現場経験が豊富で国債業務課長、営業業務課長などを歴任してきた。
 企画局参事役・政策委員会室参事役に就いた下田知行前支店長(50)は2013年7月に着任。14年4月の消費税増税などを振り返り、「地域経済は増税の反動から、ようやく回復局面に入った。山と谷を越えながら実力をつけてきた」と述べ、愛媛経済の飛躍を願った。