愛媛県は22日、2014年の県内観光客数が2646万8000人で、前年を4.7%(118万7000人)上回ったと発表した。今治圏域を中心とした「瀬戸内しまのわ2014」の開催効果などで、瀬戸内しまなみ海道が開通し過去最高だった1999年の2646万9000人に肉薄した。
 県内約1060カ所の観光地・施設への来場者数などについて市町からの報告を基に、総数を推定した。
 県は増加要因について、しまのわ開催に加え、しまなみ海道でのサイクリング人気の高まり▽道後温泉本館改築120周年記念芸術祭「道後オンセナート2014」の開催▽四国霊場開創1200年の影響▽久万高原町の道の駅「天空の郷(さと)さんさん」のオープン―などを挙げている。