記者・子規の活躍迫る 横浜で企画展

 横浜市中区の日本新聞博物館で20日から、松山市出身の俳人正岡子規が活躍した新聞社や明治のジャーナリズムに焦点を当てた企画展「孤高の新聞『日本』―羯南、子規らの格闘」(愛媛新聞社、東奥日報社、同館主催)が始まる。開展を前に19日、オープニングセレモニーが開かれた。同展は8月9日まで。
 新聞「日本」は1889年2月11日創刊。青森県弘前市出身で、明治を代表するジャーナリスト陸羯南(くが・かつなん)が興した。子規は社員として勤め、紙面で多くの作品を発表。俳句、短歌の革新など文学活動の拠点になった。
 会場には新聞「日本」創刊号や羯南の直筆原稿、子規の直筆書簡、遺品など約200点が並ぶ。羯南のひ孫の最上義雄さん(76)=東京=は「羯南は50歳になる前に没したため評価が難しかったが、このような展示会を開いてもらいありがたい。展示を通し、羯南と子規の関係を知ってほしい」と期待。松山市立子規記念博物館の竹田美喜館長は「子規の文章は明確でユーモアがあり、現代でも読める。その読ませる力は、文芸記者としての経験が基になった。新聞『日本』があったからこそ、俳句、短歌などの革新ができたということを展示が語ってくれる」と話した。

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