愛媛県今治市クリエイティブヒルズの県繊維産業技術センターで18日、2014年度研究成果展示会が始まり、最新の技術やデザインを組み合わせたタオル製品などが披露されている。19日まで。
 研究成果を地場産業振興につなげようと毎年、センターが開催。職員が開発した新技術や地元企業への支援事例など約90件を紹介している。
 センターによると目玉は、直径が毛髪の約4分の1と細いステンレス糸を、綿の縦糸に巻き付けて織り上げたシャツ。ステンレス糸は電気を逃がしやすく、帯電しにくいため静電気を除去する効果があるという。綿生地の約3分の1まで静電気を抑えることができ、センターではガソリンスタンドなどでの作業着として活用を見込んでいる。