愛媛県上島町魚島1番耕地の魚島診療所に勤務する60代の男性医師が7月末で退職することが16日、分かった。後任のめどはたっていない。16日の町議会議員全員協議会で理事者が説明した。
町によると、男性医師は2014年10月に着任。魚島地区(魚島、高井神島)で唯一の常勤医師で、魚島診療所のほか、高井神へき地出張診療所で週1回診察している。辞職の理由を「家族の看病のため」と説明しているという。
町はホームページや県ドクターバンクなどで後任を募集。上村俊之町長は愛媛新聞の取材に「医師の空白期間をつくらないよう、一時的な代診医の確保も含め検討したい」と述べた。