県内学童保育 5市町の204人入れず
共働き家庭やひとり親家庭の小学生を放課後や長期休業中に預かる「学童保育」(放課後児童クラブ)。国の子ども・子育て支援新制度が始まった4月、入会を希望したのに入れなかった児童が愛媛県内5市町の204人に上ることが分かった。最も多かった松山市は、約4割のクラブで入会できない児童が出た。
愛媛新聞が20市町に聞いた。入れなかったのは、松山市142人▽今治市36人▽西予市18人▽愛南町7人▽大洲市1人。理由で多かったのは「定員を上回る申し込みがあり、施設・設備面で無理だった」。共働きや核家族の増加で利用希望世帯は増えているが、受け皿整備が追い付いていない実情がうかがえる。
全89クラブのうち36で入会を断るケースがあった松山市は今春19クラブを増設したが、登録者は前年より563人増。パートに出る保護者の増加もあり、「2014年度の後半から入会できない状況が出てきた」(子育て支援課)。西予市は、昨春4校が統合した三瓶小で希望者が膨らみ13人が入れなかった。163人減の西条市は、無料だった利用料金の有料化が影響した。
県内学童保育 5市町の204人入れず
共働き家庭やひとり親家庭の小学生を放課後や長期休業中に預かる「学童保育」(放課後児童クラブ)。国の子ども・子育て支援新制度が始まった4月、入会を希望したのに入れなかった児童が愛媛県内5市町の204人に上ることが分かった。最も多かった松山市は、約4割のクラブで入会できない児童が出た。
愛媛新聞が20市町に聞いた。入れなかったのは、松山市142人▽今治市36人▽西予市18人▽愛南町7人▽大洲市1人。理由で多かったのは「定員を上回る申し込みがあり、施設・設備面で無理だった」。共働きや核家族の増加で利用希望世帯は増えているが、受け皿整備が追い付いていない実情がうかがえる。
全89クラブのうち36で入会を断るケースがあった松山市は今春19クラブを増設したが、登録者は前年より563人増。パートに出る保護者の増加もあり、「2014年度の後半から入会できない状況が出てきた」(子育て支援課)。西予市は、昨春4校が統合した三瓶小で希望者が膨らみ13人が入れなかった。163人減の西条市は、無料だった利用料金の有料化が影響した。