土砂災害防止につなげようと、愛媛県東予地方局などは12日、新居浜市と西条市で危険箇所パトロールを行い、住宅や福祉施設付近の急傾斜地など計4カ所の状態を確認した。
6月の土砂災害防止月間に合わせて毎年実施。同地方局と両市の防災関係部署、消防、警察から計約40人が参加した。
新居浜市では、2004年9月に土石流が発生した同市西の土居町2丁目の福祉施設裏手の急傾斜地などを巡回。参加者は竹や木に覆われた山肌の様子を目視で確認したり、施設職員に渓流の水量の変化を尋ねたりし、「豪雨の際は山の様子を見に行くよりも、建物の2階など安全な場所で待機を」とアドバイスした。