世界一大きな葉で知られる南米原産のオオオニバスの苗が10日、愛媛県今治市山路の市民の森公園屋外水槽に植え付けられた。7月中旬には直径20センチほどの花を咲かせ、甘い香りを漂わせる。
 オオオニバスはスイレン科の水生多年草で、水面に浮かぶ円形の葉は直径150センチ以上に成長し、子どもが乗ることも可能。日本では越冬できないため、市は毎年、温室で採取した種を育て、気温が上昇する6月に公園の水槽に移し替えている。
 10日は市職員5人が水槽に入り、スコップで底土を掘って苗3株を丁寧に植えた。