書家金沢翔子さん=東京都=の大規模個展の開展式が10日、愛媛県松山市堀之内の県美術館であった。一般公開は11日から7月20日まで。
ダウン症の書家として知られる金沢さんは5歳から書を始め、全日本学生書道連盟展などで入賞を重ねて2005年に初個展を開催。京都・建仁寺への「風神雷神」奉納、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字など幅広く活躍している。
開展式ではテープカットの後、特別鑑賞会があった。30歳を記念した企画展で、「愛」「笑」「飛翔」など金沢さんの好きな文字をしたためた新作を含む66点が並ぶ。
11日午後6時半から市民会館で、母泰子さんの記念講演会がある。