子どもたちに地元の海について知ってもらう勉強会が9日、愛媛県愛南町船越の船越小学校であった。3~6年生17人が、足摺宇和海国立公園に指定されている町周辺の自然環境や、サンゴの生態について楽しく学んだ。
 高知県の黒潮生物研究所(大月町)の中地シュウ所長と、環境省土佐清水自然保護官事務所(土佐清水市)の笠貫ゆりあ自然保護官補佐の2人が講師で参加した。
 笠貫さんは国立公園について、全国で32カ所あることや年間に計3億人が訪れること、宇和海地区が全国で初めて海中公園に指定されたことなどをクイズを交えながら紹介。「愛南町は全国でもトップクラスの美しい自然がある。その環境を守るために多くの人が力を合わせている」と話した。