アジアサイエンスキャンプ派遣団に県内初選出 愛媛大付属高生
8月2~8日にタイで開かれるアジア地域の高校生・大学生による科学の合宿「第9回アジアサイエンスキャンプ」の日本派遣団に、愛媛大付属高校(愛媛県松山市樽味3丁目)3年の越智沙也香さん(18)と山形果穂さん(17)が選ばれた。
世界トップレベルの研究者による講演やディスカッションを通して交流するキャンプは、ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんらが科学の面白さを体験してもらおうと発案し、2007年から毎年アジア各地で開催。今年は、科学技術振興機構が実施した英作文などの書類選考をパスした高校生15人と大学生5人を日本から派遣する。県内の高校生の選出は初めて。
2人は、高校の理科部に所属。インジゴカルミンという色素の化学反応について研究している。今年3月には英国ケンブリッジ大で開かれたサイエンスフェスティバルに参加し、海外の研究者らと交流を深めた。