茶人木村さん著書が世界料理本大賞ノミネート
愛媛県宇和島市出身の茶人、木村宗慎さん(38)の著書「一日一菓」がこのほど、世界の優れた料理本を顕彰する「グルマン世界料理本大賞2015」にノミネートされた。木村さんは8日から中国・山東省煙台市で開催される授賞式に出席。グランプリ受賞の吉報を待つ。
グルマン世界料理本大賞は、1995年にフランスの資産家が料理を言葉で表現する人をたたえようと創設。1年間に発行された世界中の料理やワインに関する本を100近い部門に分けて表彰しており「料理本のアカデミー賞」ともいわれる。
日本広報窓口のシェアプロ(東京都)によると、これまで日本からは、料理研究家の栗原はるみさん(2005年)や、タレントの速水もこみちさん(13年)の著書が世界一に輝いた。昨年は過去最多の5冊がグランプリを受賞。今年は15部門に14人の本がノミネートされている。
一日一菓は、12年7月1日~13年6月30日に「新潮社とんぼの本」ウェブサイト上に連載したブログを加筆修正したもので、14年8月に出版した。