南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備え、災害対策用機械の操作訓練が5日、愛媛県松山市井門町の重信川河川敷であった。国土交通省や自治体の職員、土木業者ら約40人が復旧活動へ技術を磨いた。
 国交省松山河川国道事務所が毎年実施。災害時、現地で指揮や情報連絡の拠点となる対策本部車の新型車や、災害現場の状況を映像やデータ通信で伝える衛星通信車、照明車、可搬型衛星通信装置などが集められた。
 重機の遠隔操作訓練では、地滑りなど二次災害の恐れがある危険な現場に立ち入れない場合を想定。無線操縦によってコンクリートブロックを持ち上げ、通常の操作との違いを体感していた。