愛媛県松山市は2日、特定外来生物で毒を持つ「セアカゴケグモ」の雌1匹が、同市余戸南5丁目の住宅敷地で見つかったと発表した。市内での発見は2014年7月と8月に続き3例目。かまれたり、健康被害の訴えはなく、繁殖は確認されていない。
 市によると、5月31日、住民が車庫内の車のドアミラーにいたクモを発見、駆除した。6月2日に県生物多様性センターに連絡があり、環境省が写真でセアカゴケグモと確認。市は周辺の水路や側溝などを点検、殺虫剤を散布し、近隣住民にチラシなどで注意喚起した。
 セアカゴケグモは体長1センチ前後。雌は毒を持ち、かまれると痛みや頭痛などがある。