近い将来発生が予想される南海トラフ巨大地震を想定した図上防災訓練が29日、愛媛県松山市役所であり、市職員ら約120人が災害対策本部の初動対応を確認した。
訓練は事前にシナリオを明かさず、松山地方気象台や陸上自衛隊の担当者が別室から市内の災害情報を電話やファクスで本部に伝える形で実施。
瀬戸内海沿岸に大津波警報が出され、約50分後に津波が到達するとの情報が届くと、市職員は人的被害やライフラインの状況確認、避難所開設の準備に当たった。大量の情報をホワイトボードに書き込み、整理、分析する作業も行った。