着物再生 今治でつるし飾り展
端午の節句にちなんだ「つるし飾り」の展示会が29~31日、愛媛県今治市波方町樋口の民家で開かれる。男の子の健やかな成長を祈って手縫いされた亀やこいのぼり、よろいなどの縁起物を数多くつるした作品が並ぶ。
波方パッチワーク教室(渡部秀美代表)の生徒35人が着物の古着を使い、1年間かけて9点制作。展示は旧暦で節句を祝う波方地区の風習に合わせた。着物をリメークしたのれんも飾られている。
出展した尾崎きくえさん(70)=同市波止浜=は「一つ一つかわいらしく仕上がった。ぜひ見に来て心和んでほしい」と話している。
民家は市波方支所から200メートルほどで、開場時間は午前9時半~午後3時半(31日は同2時半)。