愛媛県消防大会が27日、松山市であった。消防団員ら約1000人が参加し大規模災害に備えた団員の確保や女性の活躍推進など、地域防災力の強化に向けて取り組むと確認した。
 意見・体験発表に登壇した5人のうち3人が女性。久万高原町消防団の高岡笑美子班長は町村合併当時、11人だった女性団員が25人に増え、出初め式などで活躍していると紹介し、過疎化が進む中で「女性団員として地域を見守ることが役割」と強調した。
 団員確保に向け上甲俊史副知事は2015年度、新たに、事業所や学校、地域住民への啓発活動に取り組むキャラバン隊の結成や、女性団員の加入促進を目指して県民大会を開催すると説明した。