自転車ルール再確認 松山などで高校生向け安全教室
自転車で悪質な違反を繰り返した際に受講が義務付けられる自転車運転者講習制度が6月から始まるのを前に、制度や正しい乗り方の理解を深めてもらおうと、愛媛県の松山東署と伊予署は27日、各管内の高校2校で安全教室を開き、交通ルールなどを再確認した。
聖カタリナ女子高(松山市藤原町)では、1年生約160人が参加。城西自動車学校の職員が、利用時の注意点や制度の流れなどを説明したほか、県警バイシクルユニットの隊員がヘルメットの着用を呼び掛けた。3人がシミュレーターで、異なる交通状況での走行を体験し、一時停止やスピードの出し過ぎなど注意点を確かめた。
伊予農業高(伊予市下吾川)では、伊予署の中上隆志交通課長が全校生688人に、県内の自転車事故の発生状況や交通ルールを説明し「自転車同士の事故も増えており、関心を高めてほしい」と呼び掛けた。