犯罪捜査などで活躍する嘱託警察犬の能力向上を目的とした競技会が26日、愛媛県重信川河川敷の多目的公園(松前町中川原)であり、23匹が足跡追及とにおいの識別の2部門で訓練の成果を競った。
 県警の阿部克彦刑事部長が「犯人の特定や行方不明の捜索などに鼻の捜査官として貢献してほしい」と訓練士らを激励。足跡追及では、120メートルにわたって捜査員の足跡を追い、途中の遺留品を発見する正確さを競ったほか、靴下のにおいを移した紙を5カ所に置き、正解を嗅ぎ分けた。
 鑑識課によると、今年の県警警察犬の出動件数は30件(25日現在)で、うち2件に嘱託警察犬が出動した。