造船や海運などの313社が愛媛県今治市に集まった国際海事展「バリシップ2015」最終日の23日、展示会の一般公開と市内の造船・舶用機器メーカーの工場見学会があり、家族連れらが海事産業のスケールの大きさを肌で感じた。
 見学会は5カ所で開催。小浦町1丁目の今治造船は、約6万1千トンの貨物を運搬できる全長200メートルの新造船やドック内部を公開。来場者はドックの底まで約12メートルの階段を下りて船の巨大なプロペラなどを見上げ、「すごいな」と驚きながら記念撮影していた。
 東門町5丁目のテクスポート今治の展示会では、今治地区海運組合が子ども向けイベントを実施。ゴムでプロペラを回す木工ボート作りや、蒸気で動くブリキ製の模型船を使ったレースには長い行列ができた。