祝!「赤橋」の重文指定 大洲・長浜大橋
愛媛県大洲市の長浜大橋が2014年12月に国重要文化財(重文)に指定されたことを祝う記念セレモニー(実行委員会主催)が23日、橋を望む同市長浜の肱川河口であった。「赤橋」の愛称で親しまれる可動橋は、花火や太鼓の祝福を受けて、軽やかに跳ね上がった。
地元住民ら約60人が出席。建設に尽力した旧長浜町長、西村兵太郎(1884~1935年)の業績や、撤去話を乗り越えた経緯を振り返った。
ともに西村元町長の孫にあたる永田志賀子さん(73)=宮崎市=と西村泰三さん(70)=兵庫県宝塚市=も出席。永田さんは「80年にわたり維持していただき感謝です」と話し、泰三さんは「先代の遺産を守り、長浜が観光地として復活してくれれば」と願った。