極北沸かせた舞台再び 松山で「重次郎物語」
アラスカの感動再び―。2日(現地時間1日)に米アラスカ州アンカレジ市で上演したみかん一座のミュージカル「オーロラに駆けるサムライ 和田重次郎物語」が23日夜、愛媛県松山市堀之内の松山市民会館で披露された。
和田重次郎(1875~1937年)は松山市出身の冒険家でアラスカ開拓の先駆者。犬ぞりで北米を駆け、金鉱や油田を発見した。
凱旋(がいせん)公演には、ほぼ満員となる観客約630人が詰めかけ、極北の地の人々を沸かせた歌やダンスに酔いしれた。冒頭ではNPO法人・和田重次郎顕彰会(松山市)の土居貴美会長(74)が「多くの人の支援と協力により現地で大好評を得た」と感謝を述べ、アラスカ公演の模様を映像で上映し、訪問時の熱気を紹介した。
24日は午後1時と6時から同所で上演され、最終公演となる。