自転車や歩行者が安全に通行できる道路環境の整備へ、愛媛県新居浜市は市内中心部の市道の一部区間で、自転車専用通行帯を設ける社会実験を25~29日に実施する。両者の通行路分離で安全性や利用効果を検証し、整備計画を策定する。市によると、同様の取り組みは県内では松山市に次いで2例目。
 実験区間は、市道新居浜駅菊本線で通勤・通学の自転車通行量が多い2カ所を選定した。市営野球場東側の球場通り(新須賀町2丁目―同3丁目)と、新居浜高等工業専門学校西側の高専通り(八雲町―庄内町1丁目)の各約500メートル区間の両路肩。車道と歩道の間の外側線に青色の破線を引いて幅1~1.5メートルの自転車レーンを設け、歩行者と分離する。
 案内看板を設置して走行を誘導。レーン利用者を対象にアンケートを実施する。