長浜高コンビ4等入賞 国際学生「科学のオリンピック」
長浜高校(愛媛県大洲市)水族館部の2年重松夏帆さん(16)と山本美歩さん(16)が日本時間の15日夜、米国ピッツバーグであった「国際学生科学技術フェア」(ISEF)でイソギンチャクとクマノミの共生に関する研究論文を発表し、動物科学部門の4等に入賞した。
ISEFは伝統ある「科学のオリンピック」として、世界75以上の国・地域の生徒1700人以上が研究を披露。17部門で審査し、各1~4等に賞が贈られた。動物科学部門には約80チームが出場した。
2人は2014年、「チーム・ニモ」の名で長浜高の水族館で飼育しているハタゴイソギンチャクとカクレクマノミを研究。イソギンチャクがクマノミを刺さないのは水中のマグネシウムイオンに関係するとの結果をまとめた。14年12月に第58回日本学生科学賞高校の部で最優秀に輝き、ISEFへの出場権を得た。
愛媛新聞の取材に16日、重松さんは「自分たちの研究と英語が、世界に通用したのが何よりうれしい」、山本さんは「名前を呼ばれて頭が真っ白になった。ものすごくうれしい」とコメントを寄せた。