風景版画、配色鮮やか 内子の山田さん本社でロビー展
重なる色の味わいを楽しんで―。愛媛県の内子町平岡の版画家山田きよさん(56)の作品展が、松山市大手町1丁目の愛媛新聞社1階ロビーで11日、始まった。県内各地の四季の移ろいを捉えたシルクスクリーンの風景画など66点が並ぶ。22日まで。
山田さんは、2014年4月から15年3月に同社発行の月刊誌「アクリート」表紙絵を担当。原紙を切り抜くカッティングの技法を駆使し、くっきりした輪郭と鮮やかな配色が特徴的な石鎚山や瀬戸内しまなみ海道などを手掛けた。
山田さんは「多い作品では1枚当たり30~40回刷って完成させており、版画らしい色の重なりを見てほしい」と見どころをアピールした。16、17日は土日のため休み。