「ネコの島」ネットで議論 大洲・青島
ネコが多い島として人気があり国内外から観光客が訪れる愛媛県大洲市沖合の青島で、住民の負担やネコの成育環境など数々の問題点が浮上している。対岸の大洲市長浜地区の住民が立ち上げたフェイスブック(FB)上では、国内外で島の在り方をめぐる議論がわき起こり、一部で島への支援も始まっている。
青島は2013年にテレビやネットで紹介され、人気が爆発した。高齢者が多い人口十数人の島は、押し寄せる観光客を好意的に受け止める住民がいる一方、ストレスを感じる人も少なくない。
青島は少数の高齢者が漁業を営む島。ネコが多い島として人気を集めてからも、高齢化もあり観光客向けの商売を考える人はなく島への経済的恩恵はみられない。
突然の「観光地化」を見かねた大洲市長浜の会社役員、瀧野起一さん(58)が2014年3月、フェイスブック(FB)に「青島・島民15人猫100匹以上の島」を立ち上げた。