日本遺産にも認定された四国遍路の魅力を愛媛県内の観光業関係者らに再認識してもらう歩き遍路体験が10日あり、約100人が四国霊場45番札所岩屋寺(久万高原町七鳥)など三つの札所を巡った。
旅行大手JTBグループと県内の旅館・ホテルでつくるJTB協定旅館ホテル連盟愛媛支部が2013年から実施し、3回目。観光客を受け入れる側が実際に歩いてみることで、お接待やおもてなしの心を見つめ直すのが狙い。
10日のコースは、岩屋寺から、44番札所大宝寺(久万高原町菅生)を経て46番札所浄瑠璃寺(松山市浄瑠璃町)に至る約32キロ。白装束姿などの参加者らは道中、飲み物や山菜おこわのお接待を受けながら歩いた。