愛媛県松山市医師会の市民公開講座「いきいき健康塾」が9日、同市藤原2丁目の市医師会館であった。わたなべ皮ふ科形成外科(同市土居田町)の渡部裕子院長(51)が、化粧品やアクセサリーなどと皮膚が接触して起きる「アレルギー性接触皮膚炎」について解説し、予防方法などを語った。
 化粧道具のビューラーや目薬、毛染め、水虫薬など、原因物質は多岐にわたると説明。3年以上使っていた化粧品が顔のかゆみや赤みを引き起こした症例を挙げ、長期間、問題なく接触していたとしても原因になり得ると強調した。
 渡部院長は「まさかこんなものがと思わずに、原因を特定し避けることが大切」と指摘。パッチテストなども有効で早めの対応を呼び掛けた。