技能者不足が深刻化する型枠工の働きやすい環境づくりや後継者育成を目的に、県内の型枠工事業者19社が7日、愛媛型枠工事業協同組合を設立した。
 コンクリートを流し込み、建築物の骨組みとなる枠をつくる型枠工は近年減少し、高齢化が進む。組合によると、県内事業所は約40社で10年前に比べ約20社減少。現場の中心は40~50代が担っているという。
 安倍政権発足後の公共工事の増加を背景に、業界の人手不足が顕著になる中、事業所の連携強化により適正価格で工事を請け負い、労働環境の改善などを図ろうと、東中予の事業者が組合設立を決めた。