地場産業の担い手を育てようと、南宇和高校(愛媛県愛南町御荘平城)は8日、町職員や愛媛大南予水産研究センターの教員らを招き、地元水産業に関する特別授業を開いた。
同校は本年度から、地元に残って活躍する生徒を育成しようと、1年生159人を対象に週1回の総合学習の時間を利用した地域学習や課外活動を計画している。特別授業はその一環。
町水産課の職員は、地域の漁業・養殖業の課題として、高齢化や消費者の魚離れを指摘。対策として「愛南びやびやかつお」など魚のブランド化や、東京など町外での「ぎょしょく教育」に取り組んでいると説明した。