予讃線沿線自治体で活動する愛媛、香川両県の八つの混声合唱団が一堂に会して初のコンサートを10日、新居浜市繁本町の市民文化センター大ホールで開く。歌で交流を深めようと、新居浜混声合唱団(伊瀬良一団長)の呼び掛けで実現した。合唱曲の大家として知られる故高田三郎氏の混声合唱組曲「水のいのち」を総勢175人が厳かに歌い上げる。
 新居浜混声合唱団は1963年創立。高田氏の直弟子で全日本合唱連盟常務理事などを歴任した須賀敬一さんらを指揮者に、定期演奏会を毎年開催している。四国内の演奏会で顔を合わせる他地域の合唱団と知識や技術を学び合おうと、今回初めて高松、観音寺、西条、今治、松山の各市に拠点を置く混声合唱団に呼び掛けた。
 10日のコンサートの入場料は一般1000円、小中高校生無料。問い合わせは新居浜混声合唱団=電話0897(32)3900。