【アンカレジ(米アラスカ州)1日愛媛新聞=石見禎浩】米アラスカ開拓の先駆者で松山市出身の冒険家・和田重次郎(1875~1937年)の一生を描いたミュージカル「オーロラに駆けるサムライ 和田重次郎物語」が1日(日本時間2日)、アンカレジ市の劇場で上演され、約1700人の観客を魅了した。
 ミュージカルは、アジア文化を紹介する現地のNPO法人主催の「ジャパンプログラム」のメーン演目。重次郎の顕彰を目的に制作され、みかん一座(戒田節子座長)が2011、13年に県内で上演した作品を再編した。メンバーら約35人が熱演し、みこしや相撲の演出などで日本文化も随所に盛り込んだ。