地元特産の大島石を身近に感じてもらおうと、部材に石をふんだんに使った「石のカフェ」が愛媛県今治市宮窪町宮窪に完成し、2日に内覧会があった。設計を監修した世界的建築家の伊東豊雄さんも駆け付け、関係者約50人と祝った。オープンは6日。
 大島には28の採石業者がおり、年間約14万トンの大島石を生産している。切り出した石材のうち製品になるのは約1割で、残りは廃石として埋め立て工事などに利用されている。
 カフェは、同市宮窪町宮窪の採石業矢野勝羅さん(71)と家族が、墓石に利用されることが多くなじみが薄い大島石に親しみを持ってもらい、廃石の活用にもつながればとオープンさせる。