久万高原町若山の面河山岳博物館で、春の企画展「愛媛のクワガタムシ」が開かれており、約3000点の標本が公開されている。6月21日まで。
 展示では、県内で採集した標本約2000点や世界各国のクワガタ160種500点を紹介。解説パネルや写真を通じて、生態や特徴、県内の分布状況などを説明している。
 博物館によると、県内には18種類が生息。石鎚山系をはじめとする標高が高く気温の低い地域と、南予などの暖かい場所があることから、北方系、南方系両方が確認されているという。
 企画展では、ヒメオオクワガタやルリクワガタの仲間など、石鎚山系一帯で見つかる種類をクローズアップし、詳しく解説している。