和田重次郎ミュージカル 米アラスカで日本舞踊紹介
愛媛県松山市出身の冒険家・和田重次郎(1875~1937年)の米アラスカでの活躍などを描いたミュージカルを上演するため、当地を訪れているみかん一座の出演者ら約70人は29日(日本時間30日)、南部スワード市で地元の高校生や市民との交流事業に臨んだ。
スワードは人口約2600人の港町。1910年に重次郎がアラスカ南西部のアイディタロッド鉱山までの道を犬ぞりで開拓したことで、物流の拠点として発展した。
一行は宿泊先のアンカレジをバスで出発。雪に覆われた山を抜け、約2時間半かけてスワード高校に到着した。
集まった約350人の市民らを前に、ミュージカルで重次郎がスワード市長から鉱山までのトレール(雪道)開拓を依頼されるシーンを英語で披露した。市民らに尺八演奏や日本舞踊などを体験してもらう場面もあり、多くの人が日本文化への理解を深めた。