2014年の第7回全国高校書道パフォーマンス選手権大会で優勝した三島高校(愛媛県四国中央市)の書道部員12人が26日、西条市丹原町池田の丹原小学校を訪れ、児童や保護者ら計約500人に力強いパフォーマンスを披露した。
 公演は、丹原小PTAと丹原地区青少年健全育成協議会が主催。書道部員の3年石原麻由華さん(17)が丹原小の卒業生だったことが縁で実現した。
 石原さんは小学2年の時に、友人に誘われて近くの習字教室に通い始めた。テレビで全国高校書道パフォーマンス選手権大会を見たのをきっかけに「輝かしい舞台に立ちたい」と憧れ、三島高に進学し、JRで通学している。
 公演では、書道部員が春らしい音楽に合わせ、4月の新しい環境の中での「人の成長」を草木の芽吹きに例えて表現。完成した大作を広げると、児童らは「すごい」と歓声を上げた。パフォーマンス後、子どもたちは書道部員に「夢」「愛」などの好きな字を色紙に書いてもらっていた。