愛媛県愛南町と宇和島市、高知県宿毛市にまたがる篠山(1065メートル)でアケボノツツジが開花した。好天となった21日は、澄み切った青空を背に、山肌に点々と咲く淡いピンク色の花が風に揺れていた。
 愛南町一本松支所によると、開花は例年より早く、今週末までが見ごろになりそうだ。
 足摺宇和海国立公園にある篠山の山頂付近には、約3000本のアケボノツツジが群生。近年、花芽が減少し、環境省の「篠山アケボノツツジ保全管理方針検討会」が2013年9月から保全策を協議している。自生地への立ち入り制限などを視野に、15年度中に保全管理方針書をまとめる方針。